一般的には、日にちを決めておいてその日からおっぱいを飲ませないようにすることを「断乳」、徐々に授乳回数を減らしていき(減っていき)、子どもが自然に飲まなくなることを「卒乳」と言います。
母乳をやめても哺乳瓶でミルクを飲んでいる間は、断乳とは言いません。
母乳を飲ませているママの多くは、1歳前後になると「そろそろおっぱいをやめないと」と思い始めます。
「いつまでもおっぱいを飲ませていると自立心のない子供になるのではないか?」
「子供が大きくなると執着心が出てきて止めにくくなるので、まだよく解らないうちに断乳した方が良いのではないか?」という危機感からくるものでしょう。
最近では、「断乳」という言葉が一方的に子どもからおっぱいを取り上げてしまうイメージが強いためか、子どもが納得いくまでおっぱいを飲み、自分から離れていく「卒乳」が理想的だとする考え方が主流のようです。
だんだんと授乳回数を減らしていき、つぎに夜寝る時のみ授乳し、
1歳~1歳半をめどに授乳をなくす、というのが理想的な卒乳のやり方です。
しかしすべての方がこのようにうまくいくとは限りませんし、
ママが回数を減らそうとやっきになることで、かえって子供は不安になり離れなくなる場合もあります。
自然卒乳が難しい場合には、離乳食をきちんと摂れているかを目安にして断乳すると良いかもしれません。ストローやコップで飲み物を飲むことが出来るようならば、水分補給も問題ありません。
また、ある程度言葉が理解出来るかどうかも大切です(「ポイしてきて」と言ったらゴミ箱にゴミを捨ててくるなど)。季節的には春か秋の気候の良い時期で、親子とも健康状態が良いことも確認して断乳のタイミングを決めるのが一番良いでしょう。
断乳といっても、親が一方的におっぱいを取り上げるのではなく「我慢」する体験を通して、「我慢できる子」に育って欲しいという愛情を持って取り組んでみてください。
断乳を決めたら、1ヶ月前から遅くても2週間前には子供への言い聞かせを始めましょう。
この言い聞かせがなによりも大切です!
子供なりに、「おっぱいバイバイ」の意味を理解して心の準備を始めるのです。
言い聞かせをせずに突然断乳すると、大好きなおっぱいを取り上げられた子供は何がなんだか分からず混乱してしまいます。
それでも2~3日すると泣かなくなりますが、それは「諦め」なのだそうです。
今まで母乳育児で築いてきた親子の信頼関係崩壊の危機です!
それよりも、しっかりと言い聞かせて「我慢する」ことを分からせることが大切です。
ポイントは、子どもの気持ちを否定するような言い方をしない事です。
「もうすぐおっぱいバイバイしようね。それまでおいしいおっぱいたくさん飲んでね。」
「おっぱいバイバイしてもママはいるからね。」
など、子どもを安心させてあげることが大切です。
子供がおっぱいを飲み終えて、気持ちが満ち足りている時に言い聞かせるのが一番いいようです。
ママ以外の人(おばあちゃん・パパ)から「○○ちゃん、もうすぐおっぱいバイバイするんだってね!えらいね~!さすが!」などど、自尊心を刺激してもらうのも効果的でしょう。
